ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

あーしあん389

3サン・ファームの歩み1983年長野県中野市産直グループへ加入1992年「自然、環境にやさしい栽培」を目標に代表の監物氏のもと、サン・ファームとして開始ジーピーエス(現パルシステム連合会)とりんごの取引を開始2003年「サン・ファーム」「アップルファームさみず」「青木農園」の3つの産地で北信濃りんご会議を設立2014年パルシステムの新エコ・チャレンジ基準の取り組みを開始2015年「アップルファームさみず」、「青木農園」とともに公開確認会を開催2019年台風19号により千曲川が決壊、生産者が甚大な被害を受ける2024年単独での公開確認会を開催監査所見報告 産地の理念が産直四原則に合致している事が確認できました。各種資料等もきちんと保管されていました。パルシステムのエコ・チャレンジを満たす為に、昨年の実績記録を基に今年の栽培計画を作成。農薬会社立ち会いのもと化学合成農薬を減らし、天然由来の農薬を使い、安心安全にりんご作りをしていることが分かりました。また農薬等についての記録書が適切に管理され、農薬庫はきちんと施錠されていることを確認しました。肥料は、有機農法研究会の肥料を適切に使用されていました。 作業場には、パルシステムの出荷基準が写真入りで掲示してありました。エコ・りんごパック以外にも、難ありりんごと不揃いりんごが手作業で選別されています。防除の記録も丁寧に記載されておりパルシステムと連携して、きちんと管理されていました。産地の受け止め(一部抜粋) 2019年の台風で、一晩に長野県の年間降水量ほどの雨が降り、千曲川が決壊し、甚大な被害がおきました。出荷直前の秋映は箱詰めされたものが全て流され、ふじが実っていた圃場は、川の泥が40?50㎝程流れ埋まってしまい、その年に出荷するはずのものが全て廃棄処分になりました。 被災後、パルシステムから延べ412人のボランティアが入り、コンテナや倉庫の清掃等の活動を行っていただいたことに、今でも感謝しています。 今回ご指摘をいただいたことを、メンバーとしっかりと話し合い、次に活かし、組合員に美味しいと思っていただけるような商品を作っていきたいと思います。公開確認会に参加して サン・ファームのりんご作りにおける熱い想いや情熱、日々の努力と誠実さ、本当に素晴らしいと思いました。2019年の千曲川決壊の後、誰1人脱退することなく畑を続けていることに団結力の強さも感じました。「台風後、以前のような味には戻っていないが出荷できることが幸せでありがたい」と代表がおっしゃっていたことがとても印象に残りました。「若手メンバーのお話も聞きながら、新しいことも取り入れ、より良いりんごを作っていきたい」とも。農作業に追われる中、事前監査と公開確認会の両日に、メンバー全員が参加してくださり一致団結されていると感じました。 また、化学合成農薬を避け化学肥料を削減するエコ・チャレンジは、手間もコストもかかります。それが私達組合員の為の取り組みでもある事を、理解しなければいけないと思いました。 私たちの所に美味しいりんごが届いているのは生産者の皆さんの愛情の賜物だと思います。理事 監査人 河野、中楯、藤谷理念・事業内容産地の組織の意思決定産地の栽培基準栽培の実践表示・出荷その他(各種検査・生協との交流等)監査項目