ブックタイトルあーしあん380
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あーしあん380
2 暖冬といわれるこの冬も、気温は低くなり寒さも厳しくなってきました。この寒さを乗り越えるために、普段の食事をひと工夫してみましょう。 管理栄養士の七澤直子さんに、身体を温める食材や調理方法についてお聞きしました。身体を温める食材とは 今回は東洋医学の考え方で身体を温める食材をお伝えします。大まかに言うと、寒い地域で育つ野菜・果物、旬が冬の物、色が濃い暖色系の物(赤色や黒色)。また地下で育つ物や発酵食品です。旬が冬の物や寒い地域で育つ食材は、夏に育つ食材に比べて水分が少ないことが多いです。 しかし身体を冷やすと言われている食材でも、乾燥させる(干す)と温める食材に変わります。干すことにより、水分が抜け栄養素が凝縮されるからです。例えば切干大根や干し柿です。 また、生姜にはジンゲオールという成分が含まれていて身体を温めますが、加熱することでショウガオールという成分に変化し、さらに体内温度を上げてくれるので、寒い冬には短時間でもいいので火を通してから摂取したい食材です。日頃気を付けたいこと 毎食、筋肉の材料となるたんぱく質を取ることがとても大切です。筋肉は熱を生み出し、基礎代謝量を上げ、血流を良くし、持続的に身体を温めます。朝ごはんに、納豆や卵料理を加えたり、牛乳を温めてココアにしてもよいでしょう。 血行を良くするには、ビタミンB・E・鉄分を摂取することも大事です。ナッツ類、アーモンド、落花生、魚(うなぎ、ツナ、たらこ、ぶり)、野菜(かぼちゃ、ブロッコリー)に多く含まれているので積極的に摂取しましょう。 唐辛子等の香辛料も血行を良くする温め食材ですが、摂り過ぎてしまうと、発汗作用があり、その後身体を冷やしてしまうので適量にしましょう。 身体を冷やす食材でも火を通したり、薬味や香辛料、発酵食品を使って調理すると身体を温めることができます。七澤直子さんプロフィール抗加齢医学会指導士管理栄養士野菜ソムリエプロフードコーディネーター食べて身体を温めよう野 菜生姜、葱、ニラ、かぼちゃ、芋類、根菜類トマト、白菜、ほうれん草、なす、きゅうり果 物りんご、ぶどう、さくらんぼ、桃バナナ、パイナップル、マンゴー、すいか、柿肉羊肉、牛肉、鶏肉馬肉、鴨肉魚鮭、アジ、サバ、うなぎあさり、しじみ、ウニ乳製品チーズ、ヨーグルト牛乳、バター炭水化物玄米、もち米、全粒粉パン、雑穀米白米、うどん、菓子パン飲み物紅茶、プーアール茶、ウーロン茶緑茶、コーヒー大豆製品味噌、納豆大豆、豆腐調味料味噌、醤油、蜂蜜、黒糖酢、白砂糖、化学調味料身体を温める身体を冷やす