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概要

あーしあん373

3お茶づくりを始めたきっかけは お茶づくりを始めたのは30歳になってからです。それまでは、静岡の生協に勤めていましたが、茶畑と水田が少しあった兼業農家でした。生協で働く中で、生産者と消費者が結びつくことができるのがいいなあと思い脱サラしました。晴耕雨読に憧れてということもありました。うちの畑 自宅のまわりが茶園になっていて、日当たりの良い傾斜地です。傾斜地での作業はなかなか大変で、年をとってきたこともあり、だんだん削減しているのですが、今は6反(60アール)の広さです。高齢化や後継者不足もあり、自宅周辺の茶園のまわりに耕作放棄地が増えてきました。どうにかできないかと考えて、オリーブを植えて7年位になります。そろそろオリーブ油を搾油できるのではないかと考えています。取引を始めたきっかけは 当時多摩生協の職員と知り合いまして、無農薬でお茶づくりをしているんだよと話したことがきっかけとなり、まずは多摩生協に出荷していました。しかし、合併などがあり、組織が変わり、あまりにも組織が大きくなってしまって取扱商品が間に合わなくなっていく状況の中で、最終的に残ったのがパルシステム山梨でした。ずっと私との取引を続けてくれて30年以上になります。お茶づくりは 年間を通して月に一度「うまい甲斐」に6種類のお茶を掲載しています。農薬不使用を貫いています。害虫除去や木の病気を防ぐために木酢液や酵素など使っていたこともありましたが、今では化学農薬も含めて何も散布せずに栽培しています。害虫や木の病気は、一番茶には全く影響がありません。二番茶を摘む時期には、気温が上がる季節でもあり、害虫や病気の被害も出てきますが、全部がダメになるわけではなく、被害は2割ほどにとどまります。 そういった意味では、今の栽培で自然とのバランスがとれているのではないかと考えています。組合員の皆さんへ 煎茶(日本茶)に関しては、一度沸騰したお湯を70~80℃位まで冷まして入れます。急須の中で蒸らすのは、時間的に計ったことはありませんが、茶葉が開けば飲み頃です。紅茶やほうじ茶については、沸騰したお湯を茶葉を入れたポットや急須に注ぎ、茶葉が開いたらカップに入れると美味しく飲めます! 紅茶のパウダーを入れたババロアを作ってもらったことがあって、美味しかったので商品化できればいいなと思っています。 生産者として安心安全なお茶をお届けするのは当然のことですが、皆さんに飲んでいただくということで、パルシステムの基準を考えながら取り組んでいるところです。 これからも、ぜひご利用をお願いいたします。エシカル市場のコーナー名は「うまい斐(山梨県)だけではありません。今月けてくださる静岡の2つの産地をクロー●高尾みどり: 4月の上旬から5月の上旬にかけて摘む一番茶。●サンみどり: 一番茶と6月から7月にかけて摘む二番茶のブレンド。●ほうじ茶: 一番茶を煎じたもの。香りが良い。●一番紅茶: 一番茶を紅茶に加工。マイルドな味わいのリーフ。●一番紅茶ティーパック:テ ィーパック入りで気軽に楽しめる。●サン紅茶: 二番茶を紅茶に加工。茶葉が大きめ。お茶の種類~静岡より 大石 和央さん静岡県牧之原市