ブックタイトルあーしあん373
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あーしあん373
2みかんづくりを始めたきっかけは 家業がみかん農家だったので跡を継ぐ形で、高校を卒業した18歳からみかんづくりを始めました。その頃は、農家の跡を継ぐ人がたくさんいたけれど、今は、みかん栽培の状況があまりよくないので、跡を継いで栽培しているのは、地元ではうちともう2軒くらいしかいません。 今は、天候不順などで、何の農業も厳しいけれど、みかんの栽培も厳しくなっています。 パルシステム山梨とは、私が30代の時から取引をはじめ、今では45~46年位になると思います。取引を始めたきっかけは、お姉さんが静岡の生協に勤めていて、その職場の方から人伝てに山梨の生協で「静岡のみかんをやりたい」と言われたことです。 現在の耕作面積は120~130アールくらい約3,900坪です。いつもは息子と2人、忙しい時は息子のお嫁さんも手伝ってくれて、家族で切り盛りしています。うちの畑 急な坂が多いです。平らな畑の方が作業しやすいだろうけれど、みかんの木もすぐに大きくなるわけではないので、どこかに畑を移すことは考えていません。孫に跡をついでもらうのは無理かなぁ、息子の代までかなぁと考えることもあります。 みかんは木を植えてから収穫までは、3~4年程かかります。木が若いうちから実をならしてしまうと、木は大きくなりません。みかんの栽培は、ある程度木を大きくしてから実をならせないとダメなんですね。みかんの木を育てるのは、子どもを育てるのと同じです。あまり小さい頃から、こき使ってはいけません。大きくなってから頑張ってもらうのです。印象に残っている事 今までで一番困ったことは雪。パルシステム山梨にみかんを納品するために向かった時、身延町で車が動かなくなってしまいました。なんとか近くの旅館に泊まることができましたが、その周りは旅館もあまりないし本当に助かったことが印象に残っています。組合員の皆さんへ 物価高で、様々な物の値段、特に肥料の値段が上がっていますが、みかんの値段は上がらないことです。 みかんの値段を上げればいいかというと、買いたいと思っても、控える人が増えるのではないかと感じています。 パルシステム山梨の組合員の皆さんには、たくさん購入していただき、ありがたく思っています。 これからも、継続して買って下さるようにお願いいたします。甲斐」ですが、パルシステム山梨の独自産地は、甲は、30年以上前から柑橘類・お茶を私たち組合員に届ズアップ。産地を訪れお話をお聞きしてきました。●極早生・早生(温州みかん) 10月中旬~11月●青島みかん 12月下旬~2月●柑橘セット(デコポンとネーブルと八朔) 2月~3月●駿河エレガント(八朔と甘夏の掛け合わせ) 2月下旬~3月●甘夏 3月~5月柑橘の種類の生産者想いを込めて~八木 勇一郎さん静岡県清水